2007年 07月 20日
癒しの飲み友達
チェックインの為フロントへ向かう
カウンターにはいつもの笑顔のMさんがいた
「いらっしゃいませ、煌さま」
「こんにちは」とごく当たり前の会話
ちょうど他の客も重なりはじめ、フロントが騒がしくなった
他のフロントの人達も対応に追われている
「先日、●●●店へ行ってきました、よかったです」
「でしょう!また新しい店を開拓しないと・・」
「そうですね」
二人の会話は他の客達の声でかき消された
「●●●号室でございます、ごゆっくりおくつろぎ下さい」
「ありがとう」
「7時には終わると思います」
「了解しました」
と約束の時間を確認
そう、予約を入れた時点で彼女の予定は決まっていた
否、予約を入れる前に彼女の予定を聞いていたのだ
Mさんとは新しい店を開拓する為に誘ったのがきっかけだった
あれ以来何度か彼女と飲みに行き楽しい時間を過ごしていた
フロントへ行くと彼女がいる、いつものように鍵を渡す
「お願いします」
「いってらっしゃいませ」とMさんは少し笑っている
近くの茶店でコーヒーを飲みながら彼女を待った
”今から出ます”とメールが来た
しばらくすると、私服姿(当たり前か)のMさんが歩いてきた
「お疲れ様でした」
「すみません少し遅くなってしまって」
「気にしないで下さい」
「はい」
「いつも思いますけど、制服姿ばかり見てるので少し変な感じです」
「それじゃぁ今度制服で・・」と彼女が笑った
「アハハハ・・それはヤバイでしょう」
フロントにいる時と髪型が違い、長い髪のMさんは別人のようだ
「今日は以前行ったことのある店なんですけど・・」
「どこですか?」
「●●●!」
「えっ!」とびっくりした顔をした
「アハハハハハ、まずいでしょう・・やっぱり・・」
「それはちょっと・・、でも皆驚くかも」
そこは彼女が働くホテルのレストラン
彼女も案外乗り気に見えたが、もちろんムリだと解っている
今日は彼女が情報を仕入れてきたお店
ある常連のお客様(●●●●のスッ●●)のお気に入りだそうだ
あらかじめ、聞いていたので予約を入れておいた
歩いて5分の所にその店があった
木の引き戸を引くと、昔の長屋の景色だ
そのままカウンターの席につく
「お疲れ様でした~」
「良い雰囲気のお店ですね」
「そうですね、やはり職業柄あの人達はいろんな所を知ってるんでしょうね」
「ええ」
料理もお酒もすすみ、ほろ酔いながら仕事でのエピソードを教えてくれた
外国の泊り客がチェックアウトした部屋は強烈らしい(※それ以上ここでは書いてはマズイ事なので省略)
常連客で、夜勤になると呼び出すお客(裸を見せたがる露出癖らしい)などなど
話は尽きることがなく時間だけが過ぎる
そろそろ予約の時間が過ぎると店員が告げに来た
すると「行ってみたい店があるんですけど」と彼女が言った
「時間は大丈夫?」
「平気です、まだ9時過ぎですから」
「それなら、そこで決まり」
店を出ると酔って熱くなった体には心地よい風がふいていた
彼女を見ると、少し足元がフラフラしている
「Mさん大丈夫?」
「はい」と少し顔を赤らめている
その仕草がたまらなくキュートに見える
こんな時は彼女の手を取ればいいのだが、それは止めた
彼女が行って見たいという店は焼酎バーだった
「前に友達と入ろうと思ったけど一杯で入れなかったんです」
「なかなか良い感じの店じですね」
待つことなくカウンターに通された
メニューには芋・麦などかなりの銘柄が書いてある
梅焼酎と言うものを二人とも頼んだ
さっぱりしていて飲み易い
「Mさんは休みの日とかはどうしてるんですか?」
「平日休みが多いから、一人で買い物行ったりするくらいです」
「それなら彼なんか寂しいでしょう」
と核心に触れてしまった
「月に1度位しか会えないんです」
「えっ?そうなの?」
「遠距離なんです・・」
「どちらに?」
「●●●に」
「それなら電車で・・2時間位?」
「そうですね、休みも合わないし、仕方ないんですけど」
あまり詮索しても良くなので、話題を変えた
お互いの学生時代の話や、仕事の話などで時間はあっという間に過ぎた
「ここは私が払います」
「それならお言葉に甘えて」
「はい」
先に店の外へ出て彼女を待った
「ごちそう様でした」
「いいえ」と彼女は少し得意げに笑った
「明日は夜勤でしたね」
「はい」
「今日はゆっくり寝て下さい」
「はい」
「ではチェックアウトの時は、Mさんにお願いします」
「わかりました」
「来月もMさんの都合が合えばぜひ!」
「私でよければお供します」
「予約取る時にメールしますね」
「はい」
ホテルに戻り1時間位して彼女からメールが届いた
”私はいつでも●●●にいますから、
煌さんさえよろしかったら何時でも誘ってください”
新たな出会いではないけど、飲み友達として気が合いそうだ
カウンターにはいつもの笑顔のMさんがいた
「いらっしゃいませ、煌さま」
「こんにちは」とごく当たり前の会話
ちょうど他の客も重なりはじめ、フロントが騒がしくなった
他のフロントの人達も対応に追われている
「先日、●●●店へ行ってきました、よかったです」
「でしょう!また新しい店を開拓しないと・・」
「そうですね」
二人の会話は他の客達の声でかき消された
「●●●号室でございます、ごゆっくりおくつろぎ下さい」
「ありがとう」
「7時には終わると思います」
「了解しました」
と約束の時間を確認
そう、予約を入れた時点で彼女の予定は決まっていた
否、予約を入れる前に彼女の予定を聞いていたのだ
Mさんとは新しい店を開拓する為に誘ったのがきっかけだった
あれ以来何度か彼女と飲みに行き楽しい時間を過ごしていた
フロントへ行くと彼女がいる、いつものように鍵を渡す
「お願いします」
「いってらっしゃいませ」とMさんは少し笑っている
近くの茶店でコーヒーを飲みながら彼女を待った
”今から出ます”とメールが来た
しばらくすると、私服姿(当たり前か)のMさんが歩いてきた
「お疲れ様でした」
「すみません少し遅くなってしまって」
「気にしないで下さい」
「はい」
「いつも思いますけど、制服姿ばかり見てるので少し変な感じです」
「それじゃぁ今度制服で・・」と彼女が笑った
「アハハハ・・それはヤバイでしょう」
フロントにいる時と髪型が違い、長い髪のMさんは別人のようだ
「今日は以前行ったことのある店なんですけど・・」
「どこですか?」
「●●●!」
「えっ!」とびっくりした顔をした
「アハハハハハ、まずいでしょう・・やっぱり・・」
「それはちょっと・・、でも皆驚くかも」
そこは彼女が働くホテルのレストラン
彼女も案外乗り気に見えたが、もちろんムリだと解っている
今日は彼女が情報を仕入れてきたお店
ある常連のお客様(●●●●のスッ●●)のお気に入りだそうだ
あらかじめ、聞いていたので予約を入れておいた
歩いて5分の所にその店があった
木の引き戸を引くと、昔の長屋の景色だ
そのままカウンターの席につく
「お疲れ様でした~」
「良い雰囲気のお店ですね」
「そうですね、やはり職業柄あの人達はいろんな所を知ってるんでしょうね」
「ええ」
料理もお酒もすすみ、ほろ酔いながら仕事でのエピソードを教えてくれた
外国の泊り客がチェックアウトした部屋は強烈らしい(※それ以上ここでは書いてはマズイ事なので省略)
常連客で、夜勤になると呼び出すお客(裸を見せたがる露出癖らしい)などなど
話は尽きることがなく時間だけが過ぎる
そろそろ予約の時間が過ぎると店員が告げに来た
すると「行ってみたい店があるんですけど」と彼女が言った
「時間は大丈夫?」
「平気です、まだ9時過ぎですから」
「それなら、そこで決まり」
店を出ると酔って熱くなった体には心地よい風がふいていた
彼女を見ると、少し足元がフラフラしている
「Mさん大丈夫?」
「はい」と少し顔を赤らめている
その仕草がたまらなくキュートに見える
こんな時は彼女の手を取ればいいのだが、それは止めた
彼女が行って見たいという店は焼酎バーだった
「前に友達と入ろうと思ったけど一杯で入れなかったんです」
「なかなか良い感じの店じですね」
待つことなくカウンターに通された
メニューには芋・麦などかなりの銘柄が書いてある
梅焼酎と言うものを二人とも頼んだ
さっぱりしていて飲み易い
「Mさんは休みの日とかはどうしてるんですか?」
「平日休みが多いから、一人で買い物行ったりするくらいです」
「それなら彼なんか寂しいでしょう」
と核心に触れてしまった
「月に1度位しか会えないんです」
「えっ?そうなの?」
「遠距離なんです・・」
「どちらに?」
「●●●に」
「それなら電車で・・2時間位?」
「そうですね、休みも合わないし、仕方ないんですけど」
あまり詮索しても良くなので、話題を変えた
お互いの学生時代の話や、仕事の話などで時間はあっという間に過ぎた
「ここは私が払います」
「それならお言葉に甘えて」
「はい」
先に店の外へ出て彼女を待った
「ごちそう様でした」
「いいえ」と彼女は少し得意げに笑った
「明日は夜勤でしたね」
「はい」
「今日はゆっくり寝て下さい」
「はい」
「ではチェックアウトの時は、Mさんにお願いします」
「わかりました」
「来月もMさんの都合が合えばぜひ!」
「私でよければお供します」
「予約取る時にメールしますね」
「はい」
ホテルに戻り1時間位して彼女からメールが届いた
”私はいつでも●●●にいますから、
煌さんさえよろしかったら何時でも誘ってください”
新たな出会いではないけど、飲み友達として気が合いそうだ
by kirameki2006 | 2007-07-20 08:06 | 出 張 | page top